G検定 勉強法

G検定の頻出用語50選:これだけ押さえれば合格に近づく

5カテゴリ · 1行定義 · 用語辞典リンク付き

ノートとペンでG検定の用語を整理して学習する様子
出典:Unsplash(Jan Kahánek)
更新日: 読了目安:約12分

G検定の学習で最初につまずきやすいのが専門用語の洪水です。試験範囲・シラバス全体では数百語に及びますが、本番で繰り返し問われる中核50語を先に押さえると、一問一答の理解速度が大きく上がります。本記事では、G検定の勉強法ロードマップのフェーズ1に相当する用語を、AI基礎・機械学習・ディープラーニング・倫理・法律・数学統計の5カテゴリに分けて1行定義で整理します。辞典ページがある語はリンク付きです。

AI基礎(10語)

人工知能の歴史・概念・応用の土台となる用語です。G検定の全体像とあわせて最初に押さえましょう。

  • 人工知能(AI) 人間の知能的振る舞いをコンピュータで実現しようとする技術・研究分野の総称
  • 弱いAI 特定タスクに限定されたAI。現在の実用AIはほぼこれに該当する
  • AGI(汎用人工知能) 人間と同等の汎用知能を持つとされる将来像のAI。現時点では未実現
  • チューリングテスト 機械が人間と区別できない会話ができるかを判定する思考実験
  • 知識表現 コンピュータが推論できるよう、知識を記号や構造で表現する手法
  • 探索 問題解決のために可能な選択肢を体系的に調べる手法(幅優先・深さ優先など)
  • エキスパートシステム 専門家の知識をルールとして組み込み、推論する古典的なAIシステム
  • ルールベース if-then形式の明示的ルールで判断するアプローチ。解釈しやすい反面、拡張が難しい
  • エージェント 環境を知覚し、目標に向けて自律的に行動するプログラムやシステム
  • 生成AI テキスト・画像・音声など新しいコンテンツを生成するAI。LLMや拡散モデルが代表例

機械学習(10語)

データからパターンを学習する手法の基礎用語。G検定の出題比率が高い分野です。

  • 機械学習 明示的なプログラムではなく、データからパターンを学習して予測・分類を行う手法
  • 教師あり学習 正解ラベル付きデータから、入力と出力の対応を学習する手法
  • 教師なし学習 ラベルなしデータの構造やパターンを見つける学習手法
  • 強化学習 試行錯誤と報酬・罰を通じて最適な行動方針を学ぶ手法
  • 過学習 訓練データに過度に適合し、未知データでの性能が落ちる現象
  • 正則化 モデルを単純化して過学習を抑えるための手法(L1・L2正則化など)
  • 早期終了 検証誤差が悪化し始めた時点で学習を打ち切り、過学習を防ぐ手法
  • 交差検証 データを分割して学習・検証を繰り返し、汎化性能を安定して評価する手法
  • 特徴量 モデルへの入力として使うデータの属性。選び方が精度に大きく影響する
  • 決定木 条件分岐でデータを分割していく、解釈しやすい機械学習モデル

ディープラーニング(10語)

多層ニューラルネットワークを中心とする深層学習の頻出語です。

  • ディープラーニング 多層のニューラルネットワークで高次の特徴を自動抽出する深層学習手法
  • ニューラルネットワーク 脳の神経細胞を模した層構造で、入力から出力を計算するモデル
  • 活性化関数 ニューロンの出力に非線形性を与える関数(ReLU・シグモイドなど)
  • 勾配降下法 損失関数の勾配方向にパラメータを更新し、誤差を最小化する最適化手法
  • 誤差逆伝播 出力層から入力層へ誤差を伝播し、各層の重みを効率的に更新する手法
  • 畳み込みニューラルネットワーク(CNN) 畳み込み演算で画像の局所特徴を抽出する、画像認識の定番アーキテクチャ
  • リカレントニューラルネットワーク(RNN) 時系列データの文脈を保持する、過去の状態を参照するネットワーク
  • トランスフォーマー アテンション機構で系列全体の関係を捉える、現代LLMの基盤アーキテクチャ
  • アテンション 入力のどの部分に注目すべきかを重み付けする機構
  • ドロップアウト 学習時に一部のニューロンをランダムに無効化し、過学習を抑える正則化手法

倫理・法律(10語)

近年の出題増加が著しい分野。文系受験者の得点源にもなります。

  • AIガバナンス AIの開発・運用を組織や社会のルールで適切に管理する枠組み
  • AI倫理 AIの利用における公平性・透明性・安全性などの倫理的課題と原則
  • 説明可能なAI(XAI) AIの判断根拠を人間が理解できる形で示す技術・考え方
  • アルゴリズムバイアス 学習データや設計の偏りにより、特定グループに不利な結果が出る現象
  • 公平性 AIの判断が特定の属性で不当に差別されないことを求める倫理原則
  • 説明責任 AIの結果に対して誰が責任を負うかを明確にするガバナンスの原則
  • 透明性 AIの仕組み・データ・判断過程を関係者が把握できる状態
  • 著作権 創作物を保護する権利。AI学習データや生成物との関係が試験でも問われる
  • AI生成物の著作権 AIが生成したコンテンツに著作権が認められるかという法的論点
  • 個人情報 特定の個人を識別できる情報。AI利用時の収集・利用・保護が規制対象

数学・統計(10語)

計算より「概念と使い分け」が問われやすい数学・統計用語です。

  • 確率 ある事象が起こる可能性を0〜1(または0〜100%)で表したもの
  • 期待値 確率変数がとりうる値の平均的な見込み。損失関数の最小化と結びつく
  • 分散 データのばらつきの大きさを表す統計量。標準偏差は分散の平方根
  • 正規分布 釣り鐘型の確率分布。多くの統計手法の前提として登場する
  • ベイズの定理 新しい証拠を得たとき、事前確率を事後確率に更新する公式
  • 精度(Precision) 陽性と予測したうち、実際に陽性だった割合。「誤検知を抑えたい」ときに重視
  • 再現率(Recall) 実際の陽性のうち、正しく検出できた割合。「見逃しを減らしたい」ときに重視
  • F値(F1スコア) 精度と再現率の調和平均。両者のバランスを一つの指標で評価する
  • k-means法 データをk個のクラスタに分割する、代表的な教師なしクラスタリング手法
  • 損失関数 モデルの予測と正解のズレを数値化する関数。学習ではこれを最小化する

用語の定着方法

50語を読んだだけでは本番で引き出せません。次の3ステップで定着させましょう。

  1. 用語カードで自己説明 用語名を見て1行定義を声に出す。説明できない語は用語辞典で確認
  2. 一問一答で文脈に慣れる G検定 分野別一問一答(500問)で、定義だけでなく四肢択一の引き出しを反復
  3. 似た用語を比較表にする 精度vs再現率、教師ありvs教師なし、過学習vs正則化など、対になる語を並べて違いを整理

用語を固めたら演習へ

G検定 分野別一問一答 — 10分野を網羅した500問で弱点を可視化

学習全体の流れはG検定の勉強法ロードマップ、分野ごとの詳細は試験範囲・シラバス解説を参照してください。

よくある質問

G検定で覚えるべき用語は何個くらい?

シラバス全体では数百語に及びますが、本記事の50語は過去問・模擬問題で繰り返し登場する中核用語です。まずここを固め、弱点分野を一問一答で補強するのが効率的です。

用語は暗記だけで足りる?

定義の丸暗記だけでは四肢択一で迷いやすいです。用語同士の違いを比較しながら、一問一答で文脈に慣れることが大切です。

数学用語はどこまで必要?

高度な計算より概念理解が中心です。確率・統計・評価指標の意味と使い分けを押さえ、公式は「何を表すか」が説明できるレベルを目指しましょう。

用語を覚えたら次は何をする?

分野別一問一答で正答率を確認し、70%未満の分野を重点復習します。その後、実践演習模擬試験で本番形式に慣れましょう。