G検定 概要

G検定とは?AIに詳しくない人でもわかる試験の全体像

日本ディープラーニング協会主催 · 200問・120分 · マーク式 · 入門向け

ノートとペンを使って勉強する様子
出典:Unsplash(Green Chameleon)
更新日: 読了目安:約8分

G検定(正式名称:ジェネラリスト検定、英語表記 Deep Learning for GENERALISTS)は、一般社団法人 日本ディープラーニング協会が実施する、AI・機械学習・ディープラーニングの基礎を問う資格試験です。プログラミングの実技試験ではなく、マーク式の知識問題が中心のため、「AIに興味はあるが専門家ではない」人の最初の一歩として選ばれることが多い資格です。本記事では、2026年時点での試験の全体像を、専門用語をかみ砕きながら整理します。

G検定とは何を問う試験か

G検定の「G」は Generalist(ジェネラリスト) の頭文字です。AIエンジニアのように特定分野を深く掘り下げるのではなく、AI全体の地図を持つこと——歴史・用語・機械学習の考え方・ディープラーニングの概要・倫理・社会実装——を問います。

試験は年に複数回(例:第1回・第2回)実施され、CBT(コンピューターでの受験)が一般的です。受験資格に学歴や職歴の制限はなく、誰でも申し込めます。受験料・日程・申込方法の最新情報は協会の公式サイトで確認してください。

公式情報を確認

受験料・試験日程・申込方法は毎年更新されます。日本ディープラーニング協会 G検定ページで最新版を確認してください。当サイトは公式サイトではありません。

試験形式・合格のイメージ

G検定の試験形式は、おおむね次のとおりです(詳細は各回の案内に従ってください)。

項目 内容
出題数 200問(マーク式・四肢択一が中心)
試験時間 120分
受験方式 CBT(テストセンター等)
合格基準 各回の合格基準点は公式発表に準拠(満点に対する割合で設定)
合格率の目安 例:2025年第1回は約65%(参考値。回によって変動します)

1問あたり平均36秒と、知識の引き出し速度も問われます。インプットだけでなく、一問一答実践演習で繰り返し解くことが合格の近道です。

こんな人におすすめ

  • 転職・キャリアチェンジ AI・データサイエンス分野への転職やキャリアチェンジを検討している
  • 社内のAI推進 プロジェクトでエンジニアと同じ言葉で会話したい
  • 学習の区切り 大学・専門学校でAIを学び、資格取得でモチベーションを維持したい
  • 基礎の棚卸し 機械学習エンジニアを目指す前に、知識の抜け漏れを確認したい

一方、すでに実装・論文読解・モデル運用の経験が豊富な方にとっては、復習・証明の意味合いが強くなります。キャリアへの活かし方はG検定のキャリアガイドも参照してください。

出題分野(10分野)

G検定のシラバスは大きく10の出題分野に分かれます。各分野の詳しい解説は別記事で順次公開予定ですが、まずは全体の地図として押さえておきましょう。

分野 ざっくりした内容 演習
人工知能とは AIの定義・歴史・強いAIと弱いAIなど 一問一答
人工知能をめぐる動向 産業動向・政策・国際動向 一問一答
AIに必要な数理・統計知識 確率・統計・線形代数の基礎 一問一答
機械学習の概要 教師あり・なし、評価指標、過学習など 一問一答
ディープラーニングの概要 ニューラルネット・学習の流れ 一問一答
ディープラーニングの要素技術 CNN・RNN・正則化・最適化など 一問一答
ディープラーニングの応用例 画像・言語・生成AIなどの応用 一問一答
AI倫理・AIガバナンス バイアス・説明可能性・ガイドライン 一問一答
AIの社会実装に向けて 導入プロセス・ビジネス活用 一問一答
AIに関する法律と契約 著作権・個人情報・契約の留意点 一問一答

用語の意味がわからないときは、AI用語辞典で個別に調べながら進めると効率的です。例:ディープラーニング過学習AIガバナンス

生成AIパスポートとの違い

当サイトではG検定生成AIパスポートの両方に対応しています。どちらを先に受けるか迷ったときの整理です。

G検定 生成AIパスポート
焦点 AI・ML・DLの基礎全般 生成AIの業務活用・リスク
出題数・時間 200問・120分 60問・60分
数学の深さ 統計・線形代数の基礎あり 実務・リテラシー中心
向いている人 エンジニア・データ職志望 全職種の生成AI活用

どちらを先に受けるか迷ったらG検定 vs 生成AIパスポートの比較ガイドを参照してください。生成AIパスポートの全体像は入門記事で解説しています。

勉強の始め方

G検定の学習は、次の3ステップで進めるのがおすすめです。

  1. 全体像を把握する 本記事のようにシラバス10分野の地図を作る
  2. 一問一答で用語を固める 分野別一問一答(500問)で反復
  3. 実践演習と模擬試験で仕上げる 実践演習模擬試験で本番形式に慣れる

学習時間の目安は、AI未経験で100〜200時間、IT経験者で50〜100時間とされることが多いです。短い期間で詰め込むより、毎日30分×数か月の方が定着しやすいです。

試験対策を始める

G検定 試験対策トップ — 一問一答・実践演習・模擬試験へ

よくある質問

G検定はプログラミングができなくても受けられますか?

受験資格にプログラミングスキルは求められません。試験はマーク式の知識問題が中心です。ただし、機械学習やディープラーニングの考え方を理解する学習は必要です。

G検定と生成AIパスポートはどちらを先に?

エンジニア・データ職を目指すならG検定が先、業務での生成AI活用なら生成AIパスポートが先、という整理が一般的です。両方持つとアピール幅が広がります。

どのくらい勉強すれば合格できる?

未経験者で100〜200時間、IT経験者で50〜100時間が目安です。数学・統計の基礎が薄い場合はさらに時間がかかることもあります。

合格すると何が得られる?

AI・機械学習の基礎知識がある程度身についていることを示せます。ただし実装力や実務経験は別途アピールが必要です。キャリアへの活かし方も参照してください。

公式の過去問はある?

G検定の公式過去問の一般公開はありません。協会サイトの分野別例題や公式テキスト、市販問題集で対策するのが一般的です。詳しくは過去問の入手方法と注意点を参照してください。当サイトの問題は本番・過去問を想定した模擬問題であり、公式の過去問そのものではありません。