基礎・機械学習

教師あり学習とは?Supervised Learning・ラベルとタスク

読み:きょうしありがくしゅう / 英:Supervised Learning

更新日: 読了目安:約7分

教師あり学習(Supervised Learning)は、入力データと正解ラベル(教師信号)のペアから、入出力の対応を学ぶ機械学習の代表的手法です。本記事はアルゴリズムの網羅ではなく、試験で問われる定義・分類と回帰・教師なしとの対比に焦点を当てます。

試験で問われる見方

○:教師あり学習は入力と正解ラベルのペアから学習する(G-094HQ-0126)。スパム判定・売上予測が典型。

×:教師なしでもラベルとの誤差を直接最小化するとは限らない(TF-354)。クラスタ内のまとまりや再構成誤差など別基準。

×:教師ありと教師なしの定義を入れ替えた選択肢(HQ-0126の誤答パターン)。

演習で確認する

G検定:G-094G-139TF-354

生成AIパスポート:HQ-0126

教師あり学習とは

各訓練サンプルが (入力 x, 正解 y) の形を持ちます。「教師」は正解ラベルの比喩です。モデルは予測 ŷ を出し、損失関数で y との差を測り、勾配降下法などでパラメータを更新します。

ニューラルネットによる画像認識も、教師あり学習の典型です。LLMの事前学習は次トークン予測という自己教師ありに近い設定もありますが、試験の「教師あり」はラベル付き教師信号を想定することが多いです。

二大タスク:分類と回帰

タスク正解 y の型
分類カテゴリ(離散)スパム/非スパム、犬/猫
回帰連続値売上予測、気温予測

出力層の設計と損失関数の選び方がタスクごとに変わります(分類:交差エントロピー、回帰:二乗誤差など)。

学習の流れ

  1. ラベル付きデータの収集・分割(訓練/検証/テスト)
  2. モデルの選択(線形、木、NN…)
  3. 損失最小化で学習
  4. 汎化性能の評価(過学習チェック)

3つの学習パラダイム

区分教師(信号)目的の例
教師あり正解ラベル分類・回帰
教師なしなしクラスタリング、次元削減
強化学習報酬方策の最適化

試験では3つを混同する選択肢が頻出です。特に「報酬で学習」は強化学習、「ラベルなしで構造発見」は教師なしです。

すり替えに注意

誤った説明正しい理解
教師あり=ラベルなしでパターン発見教師なしの定義(HQ-0126)
教師なし=ラベル誤差を最小化必ずしも当てはまらない(TF-354)
回帰=クラスタリング回帰は連続値予測の教師あり(G-094)
k-means=教師あり教師なしのクラスタリング

よくある質問

半教師あり学習は?

少量のラベル付きと大量のラベルなしを併用する設定です。教師あり・教師なしの中間に位置します。

LLMのファインチューニングは教師あり?

指示データに正解応答がある形式なら教師ありに近いです。RLHFは強化学習の要素も含みます。

ラベル作成が高いときは?

教師なし・半教師あり、転移学習、弱いラベルなどが検討されます。試験では区分の定義が中心です。