Inflection AI · チャットAI

Piとは?機能・料金・使い方をわかりやすく解説

会話と感情知能に特化した、Inflection AIのパーソナルAI

無料で利用可 音声会話対応
対応環境
  • Web
  • iOS
  • Android
Piのロゴ。Inflection AIが提供する会話型AI
出典:Inflection AI公式(pi.ai)
更新日: 読了目安:約7分

Pi(パイ)は、Inflection AI(インフレクションエーアイ)が提供する生成AIチャットです。ChatGPTのような万能作業ツールより、寄り添う会話・感情知能を前面に出した対話体験が特徴でした。2024年以降は経営再編により消費者向けの拡大は一時停止気味ですが、試験や業界史では「会話特化型チャット」の代表例として名前が残ります。本記事は全機能の説明ではなく、試験で押さえる位置づけと他社ツールとの違いに絞って書いています。提供状況は2026年6月時点の情報です。利用前は料金表と公式の最新情報を確認してください。

試験で問われる見方

生成AIパスポートやG検定の主要チャットAI一覧では、ChatGPT・Gemini・Claudeが中心です。Piは頻出度は低いものの、「会話型・パーソナルAI」の事例として教科書外の読み物に出ることがあります。開発元はInflection AIと覚えるのが要点です。

よくある誤解は、「Pi=心理カウンセリングの代替」と考えることです。Piは共感的な口調でも、医療・心理療法の専門サービスではありません。また「Inflection AI=Microsoft」とも限りません。2024年に主要メンバーがMicrosoftへ移るなどのニュースはありましたが、会社名とサービス名は別レイヤーです。

このサイトの演習で確認する(主要サービスと同じ章で復習)

生成AIパスポート:一問一答 TF-0115(ChatGPT)、TF-0142(Claude)

比較の練習:実践演習 HQ-0316(GeminiとClaude)

G検定:一問一答 TF-170(生成AI) · まとめて:一問一答一覧

Piとは

Piは、2023年にInflection AIが公開したパーソナル向けの対話型AIです。スローガンは「the first emotionally intelligent AI(最初の感情知能AI)」のように、人間らしい会話を訴求しました。背後にはInflection-2.5など、同社が開発する大規模言語モデルが使われています。

2024年には、共同創業者らがMicrosoftに移籍するなど大きな組織変更があり、消費者向けPiの積極拡大は一服しました。2026年時点でもWebやアプリから利用できる範囲はありますが、最新の万能チャットAIとして第一候補に挙がる段階ではない点は押さえておくとよいです。試験では「過去に話題になった会話特化AI」として名前と開発元を結びつける程度で十分なことが多いです。

試験では、開発元(Inflection AI)とサービス名(Pi)の対応が重要です。

Piでできること(主な機能)

Piは汎用オフィス作業より、日常の対話・思考整理に寄せた機能が中心でした。

寄り添うチャット

悩みの整理、相談、雑談など、共感的なトーンでの会話。

音声会話(Voice Mode)

声で話しかけて応答を得るモード。移動中の利用を想定。

学習・好奇心

新しいトピックの説明や、言語練習の相手としての利用。

意思決定の整理

選択肢の整理や、行動計画のたたき台づくり。

リマインダー・ToDo

会話の中でタスクやリマインダーを設定(提供範囲は変更あり)。

エンタメ

言葉遊びやディベートなど、軽い対話コンテンツ。

「感情知能」の意味

Piの訴求点は、正確な事実答えより、話し相手としての体験でした。ただし「感情知能=本当に感情を理解している」とは限りません。内部では言語モデルがテキストを生成しているだけです。生成AIパスポートでも、AIの擬人化への注意が問われることがあります。

料金プラン一覧

個人向けPiは、基本的に無料で使える範囲がありました。法人向けはInflection AIの別製品が中心です(2026年6月時点)。

個人向け

¥0

無料

Pi Pro 等

要確認

過去に有料案あり

法人・API

要相談

Inflection AI経由

プラン 月額料金 主な特徴
無料(個人) 0円 Web・アプリからチャット・音声会話など(提供範囲は変更あり)。
法人向け 要相談 Inflection AIのエンタープライズ製品は別途。Pi消費者版とは切り分け。

最新の提供状況はPi公式およびInflection AIで確認してください。

はじめ方・基本的な使い方

Web版かアプリから始められます。

  1. アクセスする pi.aiから「Try Pi」を選ぶか、アプリをインストールします。
  2. アカウントを作成する 電話番号やSNSログインなど、案内に従って登録します。
  3. 会話を始める 例:「今日の気分を整理したい」「この選択肢のメリットを一緒に考えて」
  4. 音声モードを試す 移動中はVoice Modeで話しかける使い方もあります。
  5. 機密情報は入力しない 個人的な悩みと、会社の機密・顧客データは区別して扱います。
Piの公式アイコン
出典:Inflection AI公式(pi.ai)

ビジネスでの活用例

Piは業務効率化ツールというより個人向けです。参考として、公開情報ベースで触れられる例を挙げます。

個人の思考整理

  • アイデアのブレスト相手
  • 英会話の練習相手
  • 日記的な振り返り

学習・資格対策

  • 会話型AIの事例としての理解
  • 開発元Inflection AIの暗記
  • 他社チャットとの体験比較

UX・プロダクト研究

  • トーン設計の参考
  • 音声UIの体験調査
  • 擬人化の境界の検討

業務での注意

  • 機密情報の入力は不可
  • カウンセリング代替にしない
  • 出力は人が確認

メリット・デメリット

メリット デメリット
寄り添う会話体験が心地よい 業務効率化には向きにくい
無料で試しやすい サービス拡大が一時停止気味
音声会話に強い 試験での出題頻度は主要4社より低い
会話型AIの歴史を学べる 日本語の細かな対応は限定的な場合も
個人の相談相手として使いやすい 専門的な医療・法律相談には不向き

ChatGPT・Claudeとの比較

主要チャットAIとのざっくりした違いです。

比較項目 Pi ChatGPT Claude
開発元 Inflection AI OpenAI Anthropic
会話・寄り添い ◎ ○ ○
業務・汎用タスク △ ◎ ◎
音声会話 ◎ ○ △
試験での優先度 △ ◎ ○
向いている用途 個人の対話・整理 汎用・初めての1本 長文・分析

資格勉強の最初の1本はChatGPTが無難です。Piは会話型AIの事例として触れる程度でよく、本番の業務学習はClaudeなど主要ツールを優先するのが現実的です。

こんな人におすすめ

  • 会話型AIの歴史や事例を押さえたい受験生
  • 音声で気軽に話しかけたい個人ユーザー
  • ChatGPTとは違うトーンのAIを試したい方
  • Inflection AIの名前を開発元と結びつけて覚えたい方

あえて向いていないのは、社内文書の要約やコード生成など業務効率を最優先するケースです。ChatGPTやCopilotのほうが適しています。

よくある質問

Piは無料で使えますか?

はい。個人向けのPiは無料で利用できる範囲があります。ただし機能や提供状況は変更され得るため、最新の条件は公式で確認してください。

PiとChatGPTの違いは何ですか?

PiはInflection AI製で、寄り添う会話・感情知能を重視した対話体験が特徴です。ChatGPTはOpenAI製で、汎用タスクやエコシステムの広さが強みです。開発元とサービス名は別々に覚えます。

Piは何社が提供していますか?

Inflection AI(インフレクションエーアイ)が提供する生成AIサービスです。Public Benefit Corporationとして設立された企業として知られます。

Piは今も使えますか?

2024年頃に経営体制の大きな変更があり、消費者向けサービスは縮小・再編されました。2026年時点でもpi.aiやアプリから利用できる範囲はありますが、提供機能は以前ほど拡大していない可能性があります。利用前に公式で現状を確認してください。

会社の業務でPiを使っても大丈夫ですか?

個人の無料アカウントに機密情報や顧客データを入力するのは避けるべきです。Piはカウンセリングの代替ではなく、業務利用では社内ガイドラインと出力の人による確認が推奨されます。