CoeFont · コエフォント · 音声・動画

CoeFont(コエフォント)とは?AI音声合成の機能・料金・使い方を解説

日本発のAI音声プラットフォーム。TTS・ボイスチェンジャー・自分の声でのAI通訳を三柱で提供

無料枠あり 音声合成AI 日本語特化
対応環境
  • Web(coefont.cloud)
  • デスクトップアプリ
  • API(Plus以上)
CoeFont公式イメージ
出典:CoeFont公式(coefont.cloud)
更新日: 読了目安:約9分

CoeFont(コエフォント)は、CoeFont株式会社が提供する日本発のAI音声プラットフォームです。「欲しい声が1秒で手に入る」をコンセプトに、TTS(読み上げ)ボイスチェンジャーCoeFont通訳の三柱を統合しています。本記事では、三柱アーキテクチャ商用とクレジット表記¥3,300→¥4,400の段階料金ElevenLabsとの棲み分けを整理します。料金と機能は2026年6月時点の情報です。

試験で問われる見方

生成AIパスポートでは、音声生成AIのカテゴリ分類、商用利用時の規約確認、本人同意なく声を複製してはならない点が問われます。CoeFontはElevenLabsと並ぶ「音声生成AIの国内具体例」として押さえると整理しやすいです。

「音声合成AI=すべて商用OK」「Freeプラン=本番利用可能」と混同しないことが重要です。CoeFontのFreeは非商用+クレジット表記必須で、月800文字と非常に限定的です。

CoeFontとは

CoeFont(coefont.cloud)は、導入社数1,000社以上・提供音声10,000種類以上を公称する日本のAI音声サービスです。テキストを自然な音声に変換するTTSに加え、リアルタイムのボイスチェンジャー、自分の声を使ったAI通訳までを同一プラットフォームで提供します。

有名声優(森川智之・後藤邑子・銀河万丈など)やVIP Voice(英語・中国語の声優音声)など、日本の声優・ナレーション文化に根ざした音声ライブラリが強みです。Web録音で自分の声をAI化する機能もあり、5分程度の収録からカスタム音声を作成できます。

公式(llms.txt)は、お客様データをデフォルトでAIトレーニングから除外すると明記しています。声帯摘出やALS等で声を失う可能性がある方への無償提供プログラムも運営されています。

三柱アーキテクチャ

ElevenLabsがTTS・STT・吹き替え・音響生成を横に広げる設計なのに対し、CoeFontは音声の入力→変換→出力を三つの独立サービスとして統合しています。試験・実務とも、この三柱の違いがCoeFontの独自性です。

サービス 入力 出力・用途 CoeFont独自性
CoeFont TTS テキスト 10,000種以上のAI音声で読み上げ 声優・有名人ボイス、日→英ボイス変換
CoeFont Voice Changer 自分の声(リアルタイム) 配信・通話・動画制作向けボイス変換 TTSと同一アカウントで使い分け
CoeFont通訳 話し言葉 他言語への翻訳+読み上げ 自分の声のAIで通訳(より自然)

通訳で「他人の声」ではなく事前に作成した自分の声を使う設計は、多言語Webinarやグローバル会議で「本人が話している感」を保ちたい場面に向きます。文字起こし特化のNottaやアバター動画のHeyGenとは、入出力の粒度が異なります。

できること(主な機能)

10,000種以上のAI音声

声優・ナレーター・キャラクター音声を含む大規模ライブラリ。Standard以上でフルアクセス。

カスタムAI音声

Web録音から自分の声をAI化。Plus以上では既存動画・音声からも作成可能。

CoeFont通訳

話した内容をリアルタイム翻訳。自分の声のAIで他言語を出力。

ボイスチェンジャー

ライブ配信・通話中にリアルタイムで声を変換。TTSと同一プラン内。

カスタム辞書・話者識別

固有名詞の読み修正、ファイルコンテキスト、話者識別など高度機能(公式プラン表)。

API(Plus以上)

大量音声生成をシステム連携。EnterpriseはSSO・スケーラブル利用。

よくある誤解

代表的な誤解は「CoeFont=ElevenLabsの日本版で機能は同じ」です。どちらも音声AIですが、CoeFontは通訳・ボイスチェンジャーを標準装備し、課金はUSDクレジットではなく円ベースの文字数・時間制です。

もう1つは「Freeプランで商用ナレーションが作れる」です。Freeは非商用限定で、公開にはVoiced by coefont.cloud表記が必要です。収益化コンテンツはStandard以上が前提です。

3つ目は「有名声優ボイスは誰でも自由に使える」です。プラン・ボイス種別・利用規約による制限があり、VIP Voice等はStandard以上の対象です。案件前に公式の利用条件を確認してください。

商用利用とクレジット表記

CoeFontの商用可否は、試験でも実務でも最優先で確認すべき論点です。公式プラン表(selectPlan)に基づく2026年6月時点の整理です。

プラン商用利用クレジット表記典型用途
Free不可(非商用のみ)必須(Voiced by coefont.cloud)個人試作・学習
Standard不要YouTube・ポッドキャスト・社内動画
Plus / Enterprise不要チーム制作・API連携・大規模導入

非商用でも公開するFree利用では表記が必要です。クレジット表記の有無はプランで変わるため、「無料=表記なし」と覚えないことが重要です。

段階料金と自動更新

CoeFont Standardの料金設計は、一見シンプルな¥3,300/月ですが、公式脚注に段階的な自動更新が明記されています(2026年6月時点)。

  1. 7日間無料トライアル——期間中に解約すれば料金不発生。
  2. 初めの6ヶ月:¥3,300/月(税込)——トライアル終了後、自動で特別価格が適用。
  3. 7ヶ月目以降:¥4,400/月(税込)——解約しない限り自動更新で値上がり。
  4. Plus超過:100万文字以降¥0.05/文字——大量生成時の追加課金(公式脚注6)。

ElevenLabsのUSDクレジット制とは異なり、CoeFontは「安い初期月額→自動値上げ」という国内SaaS型の設計です。トライアル解約忘れ・6ヶ月後の予算見直しの両方に注意してください。

料金プラン(2026年6月時点)

以下は公式料金プランllms.txtに基づく整理です。

Free

¥0

800文字/月・非商用

Standard

¥3,300/月

初6ヶ月→¥4,400

Plus

¥55,000/月

API・5名まで

プラン 月額(2026年6月時点) TTS文字数/月 通訳時間/月 主な条件
Free¥0800文字1時間非商用・表記必須・作品1件
Standard¥3,300→¥4,400(税込)80,000文字5時間商用可・10,000音声・7日トライアル
Plus¥55,000(税込)1,000,000文字8時間API・5名・動画/音声から音声作成
Enterpriseお問い合わせスケーラブルスケーラブルSSO・無制限メンバー・年間契約

800文字超過後はFreeでも数種類の無料音声が使える旨が公式脚注に記載されています。Plusの100万文字超過分は1文字¥0.05(税込)。Standardの組織利用では11名目以降¥5,500/アカウント/月(llms.txt)の案内もあります。

はじめ方・基本的な使い方

  1. プラン選択coefont.cloud/selectPlanでFree・Standard・Plusから選び、7日トライアルの条件を確認。
  2. アカウント登録register/free または register/standard からサインアップ。
  3. 音声を選ぶTTSなら10,000種から選択、またはWeb録音でカスタム音声を作成。
  4. テキスト入力・生成プロジェクトを作成し、読み上げ音声をプレビュー・調整。
  5. 書き出し・公開プランに応じた商用可否・表記ルールを確認してから配信。
CoeFont公式イメージ
出典:CoeFont公式(coefont.cloud)

ビジネスでの活用例

YouTube・ポッドキャストナレーション

Standard以上で商用・表記なし。声優ボイスや自分のクローンで統一ブランド。

多言語Webinarの通訳

CoeFont通訳で自分の声のまま英語・中国語等を出力。

ライブ配信のボイスチェンジャー

リアルタイム変換でキャラクター配信・匿名参加。

社内研修・eラーニング

Plus APIでLMSや資料読み上げを自動化。EnterpriseでSSO。

メリット・デメリット

メリットデメリット
TTS・通訳・ボイスチェンジャーが一体Freeは800文字/月と非常に少ない
10,000種・声優ボイスなど日本語に強いStandardは6ヶ月後に¥4,400へ自動値上げ
自分の声でのAI通訳が独自ElevenLabsほど多言語・APIエコシステムは広くない
データはデフォルトで学習除外(公式)Plus(¥55,000)でないとAPI不可
¥3,300/月から商用利用の入口トライアル解約忘れで自動課金

主要ツールとの比較

項目CoeFontElevenLabsNottaHeyGen
主な用途TTS・通訳・ボイスチェンジャーTTS・STT・吹き替え・音響文字起こし・議事録AIアバター説明動画
課金軸文字数・通訳時間(円)クレジット(USD)文字起こし分数動画生成クレジット
日本語・声優10,000種・VIP Voice多言語・Voice Library文字起こし精度アバター・リップシンク
独自機能自分の声でAI通訳Dubbing・Sound Effectsリアルタイム文字起こし多言語アバター動画
試験での位置づけ国内・三柱音声AI海外・音声AI総合音声→テキストテキスト→動画

日本語ナレーションと通訳一体ならCoeFont、USDクレジットで音声AI全般を試すならElevenLabs、議事録ならNotta、話者映像付きならHeyGenという棲み分けが現実的です。

こんな人におすすめ

  • 日本語YouTube・ポッドキャストのナレーションを商用利用したいクリエイター
  • 自分の声のまま多言語通訳したいグローバルチーム
  • 声優・ナレーター音声でブランド統一したい制作チーム
  • 試験対策で国内音声AIの具体例を押さえたい受験生

あえて向いていないのは、効果音・音楽生成まで一括で扱いたいケース(ElevenLabs向け)、文字起こしだけ欲しいケース(Notta向け)、アバター動画が主目的のケース(HeyGen向け)です。

よくある質問

ElevenLabsとの違いは?

ElevenLabsはUSDクレジット制でTTS・STT・吹き替え・音響生成まで幅広い音声AIプラットフォームです。CoeFontは日本語特化でTTS・ボイスチェンジャー・AI通訳の三柱を統合し、文字数ベースの月額プラン(円)と声優・有名人ボイスが強みです。通訳で自分の声を使える点もCoeFont独自です。

無料で使えますか?

Freeプラン(0円)で月800文字までTTS、CoeFont通訳1時間/月、ボイスチェンジャー等が利用できます。ただし非商用限定で「Voiced by coefont.cloud」のクレジット表記が必要です(2026年6月時点)。

商用利用できますか?

Standard以上の有料プランで商用利用が可能です。Freeプランは非商用のみで、公開時はクレジット表記が必要です。YouTubeナレーションやポッドキャスト等の商用案件はStandard以上を選び、契約前に利用規約を確認してください(2026年6月時点)。

Standardの料金はいくらですか?

7日間無料トライアル後、初めの6ヶ月は月額¥3,300(税込)、その後は自動更新で月額¥4,400(税込)になります。解約しない限り毎月自動更新されます(2026年6月時点・公式selectPlan)。

自分の声をAI化できますか?

Web録音からカスタムAI音声を作成できます。Plus以上では既存の動画・音声からの作成も可能です。CoeFont通訳では、事前に用意した自分の声のAI音声で他言語に翻訳・読み上げできます(2026年6月時点)。