プロンプトエンジニアリング(Prompt Engineering)は、目的に合った出力を得るために指示や条件を工夫する技術です。本記事はプロンプトの書き方例の羅列ではなく、「名詞(プロンプト)と技術(PE)の区別」——試験で最も問われるすり替え——に焦点を当てます。
試験で問われる見方
○:生成AIへの入力指示を工夫して出力を調整する取り組み(TF-173)。目的に合った出力を得るために指示や条件を工夫する技術(HQ-0783)。
×:プロンプトエンジニアリング=生成AIに与える指示や入力文——これはプロンプトの定義(HQ-0764、HQ-0726)。×:少数の入出力例を示す方法だけ——それはFew-shotの説明(HQ-0783のD)。
プロンプトエンジニアリングとは
モデルの重みを変えるファインチューニングとは別に、推論時の入力設計で振る舞いを寄せる活動です。役割設定、出力形式、制約、例示、段階的依頼などを組み合わせ、評価しながら改善します。
職種としてはプロンプトエンジニアが担う領域と重なりますが、試験では定義の正確さが中心です。
プロンプトとの違い
| 用語 | 品詞・性質 | 例 |
|---|---|---|
| プロンプト | 名詞=入力文そのもの | 「以下を要約して」という文章 |
| プロンプトエンジニアリング | 技術・工夫するプロセス | 目的を達成するまで指示を試行錯誤する |
選択肢で「プロンプトエンジニアリングは、AIに与える指示文」と書かれていたら、主語と説明がずれているサインです。
技法のツールボックス
PEの中に含まれる代表的な一手です(すべてを毎回使う必要はありません)。
実務の流れ
万能ではない
プロンプトだけでジェイルブレイクやプロンプトインジェクションのリスクをゼロにできるわけではありません(TF-173の解説)。機密入力の禁止、出力確認、ハルシネーション対策は別途必要です。
よくある質問
プロンプトエンジニアリングとRAGはどちらが先?
まずプロンプトと評価で足りるか確認し、知識不足ならRAGを検討する、という順が一般的です。排他ではありません。
CoTはPEの一部?
はい。PEは技法全体、CoTはその中の一手です(CoT記事)。
日本語プロンプトで試験は?
定義は言語非依存です。英語名(Prompt Engineering)と日本語説明の対応を確認してください。