Gamma(ガンマ)は、テキストプロンプトからプレゼン・ドキュメント・Webページを自動生成するAIデザインツールです。従来の固定スライドではなくカード単位でレイアウトが組まれ、AI画像やテーマ適用も一体化しています。本記事では、クレジット制と料金プラン、Canva・PowerPointとの違い、試験での誤解を整理します。料金と機能は2026年6月時点の情報です。
試験で問われる見方
生成AIパスポートでは、企画書・提案資料のたたき台作成、社外公開前の事実確認が論点になります。Gammaは「資料作成AI」の具体例として押さえると整理しやすいです。
「Gamma=PowerPoint」「AI生成だからそのまま社外配布可能」と混同しないことが重要です。TF-0409が指すように、公開前の確認が必要です。
このサイトの演習で確認する
生成AIパスポート:一問一答 TF-0451(企画資料のたたき台)、TF-0409(社外資料の公開前確認)、TF-0255(もっともらしい出力の確認)
Gammaとは
Gamma(gamma.app)は、2020年頃から提供されているAIネイティブの資料作成サービスです。1枚のスライドの代わりにカード(可変長のセクション)を積み上げ、プレゼン・ドキュメント・簡易Webサイトをブラウザ上で作成します。
裏側ではClaude、GPT/DALL·E、Gemini/Imagen、Fluxなど複数のAIモデルを組み合わせています(公式Pricing)。PDF・PPTXのインポートや、PPTX・PDF・PNG・Google Slidesへのエクスポートにも対応します。
料金はAIクレジットで高度な機能を管理します。有料プランでは標準モデルによる生成は「Unlimited AI creations」(フェアユース内)に含まれ、Agent・プレミアムモデル・APIがクレジット消費の対象です(公式ヘルプ)。
できること(主な機能)
プロンプト生成
テーマを入力するだけでプレゼン・ドキュメント・Webページの構成と本文を自動生成。
カード編集
カードの並べ替え、スタイル変更、AIによる書き換え。コンテンツ量に応じて伸縮。
AI画像
標準・プレミアムの画像モデルでビジュアルを生成(プレミアムはクレジット消費)。
インポート・エクスポート
PDF/PPTXから取り込み、PPTX/PDF/PNG/Google Slidesへ書き出し。
ブランディング
Pro以上でカスタムテーマ・フォント・ドメイン公開。Team/Businessで会社テーマ共有可能。
API
Pro以上でAPIアクセス。Zapier/Make連携など自動化に使える(クレジット消費)。
よくある誤解
代表的な誤解は「Gamma=PowerPoint」です。GammaはWeb上のカード型資料ツールであり、固定サイズのスライドを手編集するPowerPointとは設計思想が異なります。ただしPPTX書き出しで併用は可能です。
もう1つは「有料プランならすべて無制限」です。標準生成はフェアユース内で広く使えますが、Agentやプレミアムモデルはクレジット制です。上限はプランとヘルプの記載を確認してください。
料金プラン(2026年6月時点)
以下は公式Pricing・ヘルプセンターに基づく2026年6月時点の整理です。表示価格はUSD、年払いは最大約28%割引の案内があります。
Free
$0
400クレジット初回
Plus
$9/席/月
1,000クレジット/月
Pro
$18/席/月
4,000クレジット/月
| プラン | 料金(2026年6月時点) | 月次クレジット | カード/プロンプト | 主な条件 |
|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 400(初回のみ・補充なし) | 最大10枚 | 全AI操作がクレジット消費・Gammaブランド表示 |
| Plus | $9/席/月 | 1,000 | 最大20枚 | 標準生成は無制限(フェアユース)・ブランド除去 |
| Pro | $18/席/月 | 4,000 | 最大60枚 | API・カスタムブランド・プレミアム画像モデル |
| Ultra | $90/席/月 | 20,000 | 最大75枚 | 最先端モデル・カスタムドメイン100件 |
| Team | $240/席/年(2席〜) | 6,000/席/月 | Pro相当 | 年払いのみ・共有フォルダ |
| Business | $480/席/年(10席〜) | 10,000/席/月 | Team相当 | SSO・SOC 2等 |
未使用クレジットは月額の2倍まで繰り越し可能(例:Plusは最大2,000)。追加購入は1,500クレジットあたり$6(有料プランのみ)。クレジット消費対象はAgent・プレミアムモデル・APIです。最新の価格は契約前に公式Pricingで確認してください。
はじめ方・基本的な使い方
- アカウント作成gamma.appで無料登録し、初回400クレジットを確認します。
- 新規作成プレゼン・ドキュメント・Webから種類を選び、プロンプトやアウトラインを入力します。
- AI生成カード構成と本文・画像が生成されるので、不要カードを削除・並べ替えします。
- 仕上げテーマ変更、AI編集、手動テキスト修正で品質を上げます。
- 共有・書き出しURL共有、PPTX/PDF書き出し、社内レビュー後に公開します。
ビジネスでの活用例
提案・企画のたたき台
- プロンプトから構成案を数分で生成
- クライアント向けにPPTXで納品
- 数値・事実は原典で必ず確認
社内勉強会・研修
- テーマ入力からスライド初稿を作成
- Webページ形式で社内ポータルに掲載
- Plus以上でブランド表示を除去
試験・資格の学習
- 資料作成AIの具体例として整理
- クレジット制の仕組みを理解
- 社外配布前の確認義務を併せて学習
メリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| プロンプトから資料全体を高速生成 | Freeはクレジットが補充されない |
| 有料は標準生成がフェアユース内で広い | クレジット制でAgent等のコスト管理が必要 |
| PPTX書き出しで既存ワークフローと連携 | PowerPointほどの細かいアニメ制御は弱い |
| 複数AIモデルを裏で活用 | 生成内容の事実確認は人手が必要 |
主要ツールとの比較
| 項目 | Gamma | Canva | NotebookLM |
|---|---|---|---|
| 主な用途 | AIで資料全体を生成 | テンプレートで手動デザイン | 資料の読解・Q&A |
| 出力形式 | カード型プレゼン/Web | スライド・SNS画像等 | 要約・Audio等 |
| 料金形態 | Free + クレジット制有料 | Free + Pro月額 | Free + Google AIプラン |
| 無料枠 | 400クレジット初回 | 機能制限あり | Standardあり |
| 試験での位置づけ | 資料生成AIの例 | デザインAI活用の例 | ソース限定AIの例 |
ゼロから構成を作るならGamma、ビジュアルを手で整えるならCanva、資料を読み解くならNotebookLMという使い分けが一般的です。
こんな人におすすめ
- 提案書・勉強会スライドの初稿を短時間で作りたいビジネスパーソン
- PowerPointより先にAIで構成を固めたいクリエイター
- 試験対策で資料生成AIの具体例を押さえたい受験生
あえて向いていないのは、ピクセル単位のブランド管理(Canva/Illustrator向け)や、登録資料へのQ&A(NotebookLM向け)です。
よくある質問
無料で使えますか?
登録時に400クレジットが付与されます。Freeでは全AI操作がクレジット消費で、補充はされません。紹介で200クレジット追加も可能です。
PowerPointと同じですか?
異なります。Gammaはカード型のWebネイティブツールです。PPTXへの書き出しは可能です。
有料でも全部クレジット消費ですか?
標準モデルによるプレゼン・画像生成はフェアユース内で無制限です。Agent・プレミアムモデル・APIがクレジット対象です。
クレジットは繰り越せますか?
有料プランでは月額の2倍まで繰り越し可能です。Freeの初回400は補充されません。
Canvaとの違いは?
Gammaはプロンプトから資料全体をAI生成、Canvaはテンプレートと手動編集が中心です。