Claude Fable 5は、Anthropicが2026年6月9日に一般公開した大規模言語モデルで、Mythosクラスとして初めて広く提供されたモデルです。能力は最上位ティアながら、安全性分類器——高リスク領域を自動拒否——とフォールバックが内蔵されています。本記事は料金表の暗記より、「Fable 5=Mythosそのもの」という誤解と拒否時のAPI挙動に焦点を当てます。
試験で問われる見方
開発元はAnthropic、製品群はClaude——という整理は生成AIパスポートの定番です(TF-0142、HQ-0316)。Fable 5はその中で「安全性分類器を持つ一般公開の最上位モデル」として押さえます。
G検定では、高性能モデルの社会実装とAIガバナンス——高リスク用途の制限——がセットで問われます(TF-499)。Constitutional AIの延長線上に、分類器による自動拒否がある、と整理すると試験でも実務でも混乱しません。
よくある誤解は「Claude Fable 5=Claude Mythos 5」です。正確にはMythosクラスの能力に安全性分類器を足した一般公開版であり、限定公開のMythos 5本体とは別モデルです。
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Claude Fable 5とは
Claude Fable 5は、AnthropicのAIシステム安全評価基準で上位に位置づけられるMythosクラスの能力を備えたLLMです。Anthropicが広く公開しているモデルの中では最も高性能とされ、ソフトウェアエンジニアリング・複雑な推論・知識作業・長期的な生成AIエージェントタスクが主な用途です。
APIモデルIDは claude-fable-5。Claude API・Amazon Bedrock・Vertex AI・Microsoft Foundryなどから利用できます。コンテキストは100万トークン、最大出力128kトークンで、テキスト・画像入力に対応します。
主な特徴・スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| APIモデルID | claude-fable-5 |
| 提供開始 | 2026年6月9日 |
| コンテキスト | 100万トークン |
| 最大出力 | 128,000トークン |
| 入力 | テキスト・画像 |
| 料金(入力) | $10 / 100万トークン |
| 料金(出力) | $50 / 100万トークン |
| 安全性分類器 | あり(高リスク領域で自動拒否) |
| フォールバック | Claude Opus 4.8(自動 or クライアント側) |
- ソフトウェアエンジニアリング — 複雑なコード生成・レビュー・リファクタリング
- 複雑な推論・知識作業 — 多段論理・大量文書の要約・分析
- ビジョン — 画像入力を伴う理解・説明タスク
- 長期エージェント作業 — 自律的なマルチステップタスク
安全性分類器とフォールバック
Fable 5の最大の特徴は、内蔵の安全性分類器です。サイバーセキュリティ・生物学・化学・蒸留(distillation)などの高リスク領域を自動検知し、応答を拒否します。
拒否時のAPI動作
拒否はHTTPエラー(4xx/5xx)ではなくHTTP 200で返り、stop_reason が "refusal" になります。出力生成前の拒否には課金されません。
フォールバック
拒否されたリクエストは別モデルで処理できます。fallbacks パラメータによるサーバー側フォールバックと、SDKを使ったクライアント側フォールバックがあります。フォールバック時はプロンプトキャッシュコストを補填する「フォールバッククレジット」が適用されます。
FableとMythosの比較
| 比較項目 | Claude Fable 5 | Claude Mythos 5 |
|---|---|---|
| APIモデルID | claude-fable-5 | claude-mythos-5 |
| 基本能力 | Mythosクラス | Mythosクラス(同等) |
| 安全性分類器 | あり | なし |
| 提供対象 | 一般公開 | Project Glasswing承認パートナー限定 |
| フォールバック | あり | 不要(分類器なし) |
すり替えに注意
| 誤った説明 | 正しい理解 |
|---|---|
| Fable 5=Mythos 5 | 能力は同等だが別モデル。Fableは分類器付き一般公開版 |
| 拒否=HTTPエラー | HTTP 200 + stop_reason: "refusal" |
| 拒否されても課金される | 出力前の拒否は課金なし |
| Fable 5=Claude 4 Opus | 別ティア。Opus 4.8はフォールバック先のひとつ |
| 最強=すべての用途に最適 | 高リスク領域では自動拒否。用途に応じて使い分け |
よくある質問
Claude Fable 5とClaude Opus 4.8の違いは何ですか?
Claude Fable 5はAnthropicが一般公開しているモデルの中で最も高性能なMythosクラスのモデルです。Claude Opus 4.8は複雑な推論やエージェント型コーディングに優れる従来のOpusティアモデルで、Fable 5が安全性分類器によって拒否したリクエストのフォールバック先としても機能します。
Claude Fable 5の安全性分類器とはどのような仕組みですか?
サイバーセキュリティ・生物学・化学・蒸留などの高リスク領域に関するリクエストを自動検知して拒否する機能です。拒否された場合はHTTP 200でstop_reason: "refusal"が返り、出力が生成される前の拒否には課金されません。
Claude Fable 5とClaude Mythos 5は何が違いますか?
モデルの基本能力は同等ですが、Fable 5には安全性分類器が搭載されており一般公開されています。Mythos 5は安全性分類器を含まず、Project Glasswingの承認済みパートナー限定で提供されています。